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ローン返済期間について
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
ファミリーエージェントの高木です。
本日は「返済期間」について考えたいと思います。
例えば、5000万円のローンを金利3%で
返済期間20年と30年を比較したところ、
ローン返済額は期間20年の場合332万円/年、30年の場合252万円/年となります。
「返済期間が長いほど単年での返済が少なく、保有期間中のCFは多く得られる」ことが分かります。
しかし、返済の長期化によりCFは増加しますが、トレードオフで「元本返済(含み益)」が減少するため、
利益の総額は大きく変わりません。
つまり、返済期間の長短を変えることは”先に多くのCFを得る”か、
”売却時にまとめて「含み益」を現金化する”かその比率を変えることです。
返済期間が短ければ短いほど金利の支払い総額が少なくなるため、
総利益は増えるはずでは?と思う方もいるかもしれません。
たしかに、長期で融資を組んだ方が支払う金利の額は増えてしまいます。
それでも総利益額に大差がつかないのは借入金利が低いため、
早期返済によるコスト削減効果が薄いからです。
十分に返済期間が取れる場合は、短期返済で金利払いを削減したり、完済を前倒しするよりも、
返済を長期化して大きなCFを得ることにメリットがあります。
出来るだけ先にCFを得て、借入金利以上の利回りで再投資できる投資先を探すことが、
資産形成を進めていく方には有効です。
最後までお読みいただきありがとうございました。