賃料空室率について
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
ファミリーエージェント香取です。
空室についての考え方として、
時点空室率(全戸数に対する空室数の割合)
稼働空室率(1年間の稼働日数に対しての空室日数の割合)
賃料空室率(1年間の満室賃料に対しての家賃収入の割合)
大きく分けて、上記3つに分類されまして、
本日は賃料空室率について、お話させて頂きます。
株式会社タスが発行している
賃貸住宅市場レポート(2019年3月)によると
空室になった部屋の募集期間(平均)について、
東京都23区:2.63ヶ月
神奈川県 :3.98ヶ月
千葉県 :3.24ヶ月
埼玉県 :3.27ヶ月
というデータが出ております。
こちらのデータを使って、
賃料空室率を机上で出してみたいと思います。
一般的にシングルタイプは4年程度入居する傾向がございますので、
千葉県シングルタイプの稼働空室率を
机上の数字で出してみると、
4年入居 ≒1460日
3.24ヶ月空室≒97.2日
といった数値となり、
約1558日(入居期間+空室期間)のうち、
98日が空室であり、稼働空室率は約6.3%という机上のデータが出てきます。
また、弊社取り扱いエリアの物件ですと、
広告料1ヶ月・FR1ヶ月が一般的となっておりまして、
約1558日(入居期間+空室期間)のうち、
159日(空室期間98日+募集費用61日)が空室損であり、
賃料空室率は約10.21%という机上のデータが出てきます。
23区でないと、空室が恐いとお考えの方は当然いらっしゃいますと思いますが、
賃料空室率ベースで考え、ご判断をするのが良いと思います。
当然、物件個別でしっかりと精査していく必要がございますが、
23区でも当然空室は出ますし、23区以外でも賃貸需要が無くなることは考えづらいです。
本日は賃料空室率について机上のデータを使った参考例をご説明させて頂きました。
最後までお読みいただきありがとうございました。