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駅距離と賃料差

こんばんは。

ファミリーエージェントの小倉です。

 

収益物件の購入を検討されるお客様の中で、「駅徒歩〇〇分以内」の物件のみ検討しますという方がたまにいらっしゃいます。

 

「駅近」であることが賃貸付けに有利に働く為、「駅徒歩〇〇分以内」という条件に絞っている方が多い印象です。

 

同条件の物件であった場合には当然「駅近」から入居が決まりますが、ただ、そこには必ず「賃料差」が生まれる為、「間取り」の違いや「設備」の差と同様に、「駅距離」も賃料を決める際の要素の一つという認識が必要です。

 

駅近で物件の供給が多い場合、駅から遠い物件の需要は低くなる為より賃料差が生まれますが、反面、駅近も駅遠も物件の供給数が変わらないエリアであれば、賃料差も然程乖離がありません。

※駅近くの物件が満室であれば必然的に駅遠くしか選択肢がない為

 

対して、同条件の物件があった場合に「駅距離」がどれだけ

「賃料差」に影響を与えるかを分析した結果もあります。

 

 

23区内のマンションが対象ですが、「築15年・駅徒歩3分以内」の賃料を100%とした場合ですと…

 

7分~10分→ほぼ減価無し

11分~15分→約12%減価

16分~20分→約18%減価

 

と、駅徒歩以外スペックの同じ物件があった場合には、

それだけ賃料差が生まれることも考慮しなければなりません。

 

仮に、築15年で駅徒歩3分で賃料6万円取れるエリアとすると、

駅徒歩20分で約4.9万円(18%減価)。

 

総戸数8戸のアパートだとすると年間で100万円以上の賃料差が生じます。

 

駅距離に縛られず、様々な側面から見て「利益」が見込めるかどうかを判断し、物件を選定されると良いかと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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