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ブログ

時間という概念をプラスする『IRR』とは

いつもブログをご覧頂き誠にありがとうございます。

ファミリーエージェントの堀内です。

前回の記事までで「割引率」「NPV」という概念について話してみました。
    ↓↓今までの記事はこちら↓↓
/column/yoibukkensagasi/

/column/zikantoiugainenn/

/column/zikantekikati/

/column/waribikiritutoha/

/column/waribikiritunpv/

本日はようやくIRRの説明をさせて頂こうと思います。
「割引率」「NPV」は『IRR』の説明に必要だったためお伝えしましたが、
投資判定時はIRRだけ利用出来れば「時間的価値」を加味した判断は充分できます。
(もう少し深堀りするとMIRR等もありますが、こちらについては今後機会のある時に書かせて頂きます。)

それでは、本題のIRRですが、

『IRR』とは、NPV=0となる割引率

です。

さっぱり意味がわかりませんね。

『IRR』をざっくりと理解するには預金金利に近いものだと考えると良いかもしれません。

例えばIRR=6% の投資があった場合、

金利6%の預金をしたことと同様の収益が出る

という事になります。

例えば前回例題で出した

『初期投資150万円で毎年10万のキャッシュフローが生まれ10年後に150万円で出口が取れる投資』

は、IRRは何%なのか?

そして、

『初期投資150万円で毎年10万のキャッシュフローが生まれ10年後に150万円で出口が取れる投資A』と

『初期投資150万円で毎年4万のキャッシュフローが生まれ10年後に230万円で出口が取れる投資B』

があった場合どちらの投資をするべきか?

これを頭で計算するとどちらが良いか答えが出せませんが、

IRRを使う事によって論理的に導きだす事が可能です。

下記の図をご覧ください。


合計の収支は投資Bの方が良いのにも関わらず、

IRRは投資Aの方が上回っております。

その為、得たキャッシュフローで同等のIRRで投資可能な先があるのであれば投資Aをした方が良いという事になります。

この辺りの比較は時間的価値の概念がないと見誤ってしまうのではないでしょうか。

またその他にもIRRを利用した投資判断としては売却タイミング・価格の判断にも使えます。

どのように使うかについては、また次回の記事で書かせて頂きます。

本日は最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

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