割引率とは?どう使えばいいの?
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ファミリーエージェントの堀内です。
前回の記事で「割引率」という概念について話してみました。
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本日は「割引率」を使った投資指標「NPV」についてご説明させて頂くとお伝え致しましたが、
読み直してみると「割引率」の出し方は伝えたものの使い方についての説明が抜けておりましたので
補足で「割引率」について書かせて頂きます。
前回の記事で設定した「割引率」ですが、
感覚として理解してもらうために良いのは
①100万円を1年後にリスクなしに110万円にする投資があればやりますか?
おそらく、誰もがやるのではないでしょうか?
それでは、
②100万円を10年後にリスクなしに110万円にする投資は?
ここは多少意見が割れるかもしれませんが、やらない人が多いのではないでしょうか?
これを割引率で表すと
①をやる方は割引率10%以下
②をやる方は割引率0.96%以下
で考えていることになります。
①はわかりやすいと思いますが、②がなぜ1%でなく1.06%なのか?
割引率は、銀行預金のように考えるとわかりやすいです。
100万を0.96%の預金金利で預けると
1年目 100万9600円
2年目 101万9292円
3年目 102万9077円
4年目 103万8956円
5年目 104万8930円
6年目 105万9000円
7年目 106万9166円
8年目 107万9430円
9年目 108万9793円
10年目 110万0255円
となります。
割引率は年間毎のお金の価値の減価を示す指標ですので、最終的な収益から
逆算して数字を出すのですが
銀行預金は現在→未来に対して算出するのに対し
割引率は未来→現在に対して逆算するというだけで
算出方法は一緒です。
では、実際にどう使えばよいか?
例えば「割引率7%」で考えている方が
150万円で毎年10万のキャッシュフローが生まれ
10年後に150万円で出口が取れる投資をするべきかどうか?
というのがより実践的な使い方でしょうか。
この辺りは「NPV」と一緒にご説明した方が良いと思いますので、
次回、この辺りを含めて書かせて頂きます。
本日は最後までお読みいただき誠にありがとうございます。