資産減価のインパクト~経年の賃料下落~
こんばんは。
ファミリーエージェントの小倉です。
昨日のブログで「資産価値」が下がりにくい条件として
いくつかスポットを上げてご紹介しておりましたが、
↓↓昨日の記事はこちらから↓↓
URL: /column/kouritunoyoibukken2/
その中でも、収益不動産の売買に関して大きな影響を与える
「購入時と売却時で賃料が下がりにくいこと、購入時と売却時で同等のファイナンスが付くこと」にスポットを当ててみますと…
収益不動産に関しては「収益性」で「物件価格」が決定される側面があり、賃料が下落することで収益性が下がる→物件価格が下がるという仕組みになります。
例)物件価格10,000万円、賃料収入700万円(利回り7%)、毎年1%の賃料下落と想定した場合に、仮に、5年後に同じ利回り(表面7%)で売却できたとしても、物件価格は「9,500万円」となります。
(保有期間にもよりますが、築年数や構造により「同じ利回り」という前提が崩れる場合も多いです)
つまり、購入から5年間で約500万円の資産減価があったといえます。
では、賃料が下がりにくい物件とはどのような物件になるかというと…
アットホームの統計によると、シングルタイプに関しては「築15年~築20年以降」で賃料が底値に近くになり、新築からの経年による賃料下落が緩やかになるというデータがございます。
上記の内容からみますと、築古物件の方が「賃料下落による資産減価が少ない」というスポットのみで考えると有利な投資になりそうです。
但し、「購入時と同等のファイナンスが売却時にも想定できること」という条件も加味するといかがでしょうか。
次回に続きます。