不動産投資の目的について
当社は日々不動産投資に取組みたいお客様のご相談を
受けて様々な物件や投資スキームを提案しています。
そもそもの話でなぜ不動産投資に取組みたいのか?
という「目的」は何なのでしょうか。
ネットや書籍又は不動産会社それぞれでいろいろな
観点から目的について提示がされていますが・・・
・将来の年金代わりについて
・リストラや所得減の不安解消
・サラリーマンの早期リタイア
・不労所得
その他いろいろ言われていることがありますが、
正直どれもふわっとしていると思いませんか?
現在の年金の仕組みからどのくらい受け取れて夫婦二人
だとどのくらい不足するのでいくら補完するために
どのくらいの物件を買いましょう・・・
と具体的な数字で説明している場合もありますが、
そもそもその具体的に示されている数字が数十年後に
その通りになる確率はどのくらいなのでしょうか?
10年もあればガラッと経済状況がかわるこのご時世で
そこに十分な信憑性はあるとは思えません。
もちろん私的年金や所得の補完に不動産投資が寄与することは
あるので間違っているというわけではないのですが、
例えば「将来的な年金代わり」「キャッシュフローで所得の補完」
というようなワードだけであまりににも損失が大きい不動産投資を
はじめてしまう方が多すぎるように感じます。
不動産投資の目的はもっとシンプルに考えて焦点を
絞ることが大切ではないかと考えます。
相続税対策などの特殊な事情で取組む場合を除いて
不動産投資の目的はただ一つです。
「純資産の増加」(総資産―負債=純資産)
これだけです。
こちらも参照下さい。
投資効率の良い物件はキャッシュフローだけでは決まらない!?
不動産投資はこの「純資産の増加」が見込めるものに取組む
べきで「純資産が増加」すれば全てとはいいませんが
ほとんどのふわっとした不動産投資の動機付けはカバー
してしまいます。
例えば所得補完などの目的にぴったりこなかったとしても
純資産が増加して困ることは一つもありません。
逆に「純資産が増加」すれば換金して大きな実利益を得ること
もできますし、財務活動により純資産を担保に資金調達する
こともできます。それをもとに私的年金システムを組むこと
もできいわばなんでもできます。
そのため不動産投資は「純資産の増加」が見込めるものに
取組むべきです。
どのような物件か?どのような投資方策か?
につきましては改めて書きたいと思います。