宅配ボックスはつけるべき?
こんばんは。
ファミリーエージェントの堀内です。
本日は、宅配ボックスはつけるべき?
という疑問について書かせて頂きます。
以前、上記の弊社福村の記事で「賃料を高くとる為に必要な設備」として
宅配ボックスの人気が右肩上がりである内容を含む記事がを載しておりました。
また上記の記事を書いた次の日の日経新聞に「宅配ボックス設置についての補助金を出す」という記事がありました。
内容としては、
『宅配業者の再配達による人件費問題が深刻な為、2017年4月より宅配ボックスの設置費用を補助する制度を始める。
2017年度予算案に約5億円を計上。1カ所あたり通常150万~200万円かかる設置費用の半額を補助する。
どの事業者でも荷物を預けられる宅配ボックスを設置した企業が対象で、初年度にまず約500カ所を新設する目標を掲げる。』
といった内容でした。
どの事業者でも…という事でしたので、これであればアパートオーナーが自分の物件に設置しバリューアップを狙うという事も可能なのでは…?
と思い、早速環境省に連絡をさせて頂いたのですが回答としては、
『補助金は不特定多数の人が使える場所でなくてはならない為、アパートなど特定の人が使う施設は考えていない。
人の出入りの多い場所であれば可能性としてはなくはないが4月までにそのあたりの要件を詰めている最中。』
との回答でした。
電話した印象としては、駅前の店舗付き物件などではないと難しそうだな。という印象でした。
それでは本題ですが、宅配ボックスはつけるか否か。ですが、現段階で宅配ボックスの設置は必要ないのではないでしょうか?
今後、国が公共箇所に宅配ボックスの設置をしていく為、
アパートで受け取れなくても最寄り駅の宅配ボックスで受け取るというケースが多くなってきそうです。
現在ではそのあたりのインフラが整備されていない為、「ECサイト利用増」と「宅配ボックス設置不足」が相まって、
バリューアップに結び付いていたのでしょうが、
宅配ボックス設置が増えれば問題も解決しバリューアップ要因としての効力も薄まっていきそうです。
まずは4月から施工される同制度の動向を見守り、物件への宅配ボックス設置が必要かを見極めてみてはいかがでしょうか?
本日も最後までお読みいただき誠にありがとうございました。