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収益還元評価(直接還元法)
こんにちはファミリーエージェント永瀬です。
収益還元評価は積算評価と並んで、
金融機関や不動産鑑定で用いられる評価方法です。
将来の収益力から不動産価格を算出する収益還元法には、
直接還元法とDCF法の2つがあります。
まずは直接還元法からみていきたいと思います。
直接還元の収益還元評価は、家賃収入から経費を引いた純収益(NOI)を
還元利回り(キャップレート)で割った計算式となります。
・収益還元評価=純利益(NOI)÷還元利回り(キャップレート)
以下の条件で物件の収益価格を計算してみますと
《物件1》
・家賃:40万円/月(480万円/年)
・諸経費:95万円/年
・還元利回り:7%
(480万円-95万円)÷7%=5,500万円
《物件2》
・家賃:40万円/月(480万円/年)
・諸経費:95万円/年
・還元利回り:6%
(480万円-95万円)÷6%=6,416万円
設定した還元利回り(キャップレート)により
評価に大きくかかわることがわかります。
還元利回りは具体的にどのように求められるかと言いますと、
類似物件の事例や地域性、市場データなどをもとに平準化した想定利回りの為、
金融機関や不動産鑑定での独自の概念となります。
簡単に調べる方法として下記のサイトで
エリアごとの想定利回りを調べることができます。
『見える賃貸経営』
http://toushi.homes.co.jp/owner/
直接還元評価の計算を使うことでも
物件価格の妥当性を確かめることができます。
最後までご覧いただきありがとうございます。
ファミリーエージェント
永瀬