但し書き道路の認定基準
いつもご覧頂きありがとうございます。
今回は、但し書き道路についてお話をさせて
頂ければと思います。
まず、但し書き道路についてですが、建築基準法で
定められた接道義務を満たせない土地を例外的に
救済するために設けられた規定です。
そして、本来なら家が立てられない土地について、
建築審査会からの許可を得ることで、建築物を
建てるることが可能となるような道のことを
通称「但書道路」といいます。
また、建築基準法上の道路に面していない道路
について、東京都では手続きが煩雑になるのを
避ける目的で「一括同意基準」というものを
定めております。
※「一括同意基準」とは、特定の条件を満たすこと
で、建築基準法上の道路に面した土地について、
原則として再建築を可能にするという制度です。
詳しくは下記URLをご参照くださいませ。
https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/kenchiku/kijun/kijyun1.htm
※
ただ、こうした但書許可が適用されるかどうかの
基準に関しては、地域ごとに個別の規定が設定
されていることが多く、一元的に「一括同意基準」
のような明確な規定が設けられていない地域も
多くございます。
(特に23区の場合、「一括同意基準」の適用が
なく、個別での規定が適用されますので、
ご注意ください。)
そのため、「但し書き道路」に面しているとされて
いる物件に関しましては、物件が立地している地区の
但し書きに関する規定をご確認の上、再建築できる
(あるいはその可能性が高い)というエビデンスを
しっかり取得することが肝要といえるのではない
でしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。