融資期間と金利が返済額にどう影響を及ぼすのか
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、基本的な内容ではございますが、
改めて比較することの少ない、
金利と期間による返済額への影響について
お話させていただきます。
中古物件へお取り組みされる多くのお客様は、
融資期間を長くとれるアパートローンをご利用かと存じます。
その中でも、具体的な金融機関名は割愛しますが、
代表的な金利をピックアップし、
“融資額:5,000万円”を想定し、
年間の返済額をまとめてみました。
■金利の違いによる影響
例えば、
『0.5%』の金利差による返済額への影響は、
年間で約15万円程度となっており、
正直、大きな影響ではないかと思われます。
■期間の違いによる影響
例えば、
『5年』の融資期間の差による返済額への影響は、
年間で約22万円程度となっており、
“金利0.5%差”による影響より、
大きな影響を与えることが分かります。
■金利、期間の違いによる影響
金利、期間の両面から考えると、
『0.6%』金利が上昇したとしても、
『5年』融資期間が延びれば、
年間の返済額は小さくなることが分かります。
もちろん、金利が低く、融資期間が長いことに
越したことはございませんが、
現在の融資情勢で考えると、
上記の両立は非常に困難でございます。
多少金利が上昇しても、
期間が取れれば返済額が減り、
キャッシュフローは改善されます。
一方で、元本返済のスピード
は遅くなってまいりますが、
ご予算をいかに効率よく運用し資産形成を進めていくか
という点に注力する場合、
次の買い増しを視野に入れ、
投下する自己資金を早期に回収したほうが良いかと考えられます。
「金利が高いから」という理由で、
物件購入を見送られる方、
「低金利で融資を受けれるから」という理由で
物件購入の決断をされる方などいらっしゃるかと存じますが、
不動産という投資商品については、
売却してはじめて利益確定する商品でございますので、
【 売却まで見据えたときの純資産増加 】
という観点で、投資判断されることをお勧め致します。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。