ローン特約解除の留意点

いつもご覧いただきありがとうございます。

本日は、ローン特約の留意点についてお話させていただければと思います。

そもそもローン特約とは、一般的に以下の特約のことを指します。

「融資審査の結果、あらかじめ予定していた融資の全部または一部について期日までに承認が得られなかった場合は、買主は契約書記載の解除期日までは、この契約を解除することができる」

融資を利用してのご購入検討の場合、
当然、ローン審査がございます。

ローン審査では、事前審査を経て本審査の流れとなっておりますので、
予定通りの融資の承認がおりる前提で、進めてまいります。

しかし、支店で事前審査が通ったとしても、本部の本審査で承認されない場合や、
お客様ご自身のご状況の変化等で、予定していた融資が承認されない場合も少なくありません。

そのため、万が一融資が承認されなかった場合に白紙解除できるよう、
買主様の立場に立って生まれたのがローン特約と言えます。

実際に、ローン特約解除をするときの留意点の一つとして挙げられるのが、
「解除の連絡方法」です。

ローン特約解除につきましては、
「売主様に解除の意思が伝えわること」が重要とされています。

不動産売買の多くの場合、不動産会社が仲介に入るケースが多いですが、
不動産会社に意思表示を行ったとしても、仮に不動産会社がその意思を伝えず、売主様に解除の意思が伝わらなかった場合に、
売買契約書上のローン特約の期日を過ぎてしまうと、解除が認められない場合も考えられます。

あらかじめ、意思表示の方法等についても取り決めておくことも重要であると考えられます。

しかし、一度行った契約が解除となってしまうことは、
売主様と買主様、双方にとってデメリットでしかありません。

そのため、売主様としては、
契約前に融資の確認を行ったお客様から進めるケースがほとんどです。

融資の確認につきましては、事前にしっかり行うことによって、
良い条件でお取り組みができる物件が出た際に、早く動きが取れるといったメリットもございます。

弊社では、物件購入にあたっての融資のご相談も承っております。
移り行く融資情勢の中で、お客様にどういった融資条件が適しているか、
これから不動産投資を始めたいという方も、不動産の買い増しを検討されている方も
お気軽にご相談いただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。