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国交省 サブリース事業者への法規制検討開始
いつもご覧頂きありがとうございます。
ファミリーエージェントの中岡です。
8月11日付の日経新聞で
「住宅の転貸、規制へ新法 投資トラブル受け国交省検討」という記事が掲載されました。
当該記事では、国交省が一連のサブリース事業の問題を受けて『サブリース事業者への法規制』を導入する検討に至ったことを報じております。
サブリースとは、アパートなどの所有者から建物を一括で借り上げ、入居者にまた貸しするビジネスです。
また、一連のサブリース事業の問題とは、度々ニュースになっている、サブリース方式のシェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営していた不動産会社が破綻し、これに伴いスルガ銀行での不正融資が発覚した問題です。
サブリースのメリットデメリットに関しましては、以前弊社で記したブログもご参照ください。
現状、サブリースの問題点としては、サブリース業者が借地借家法上優遇されており、
・一方的な解約
・賃料減額の請求
がしやすいという点がございます。
この点を悪用する悪質業者の排除に向け、国への登録を義務化し、顧客への将来の家賃収入などの説明の義務化を行うとのことです。
検討が始まった段階ですので、まだ時間はかかりますが、2020年以後の早期新法制定を目指している模様です。
当該新法が制定されれば、サブリースのデメリットの一つである悪質業者によるトラブル発生の抑制が見込めるでしょう。
しかしながら依然として、詳しくは上のリンクのように、サブリースにはそれ以外のメリット・デメリットも存在します。
そこで、ご自身の状況を考えた上で、サブリースをご利用されることが投資として最適な判断なのか、サブリースをあくまでも手段の一つと捉えて投資に臨まれるのがよろしいかと存じます。
以上今後の投資のご参考になればと思います。